末期癌の友人がいました。
ネットで知り合った遠方の友人で、同業者(セラピスト)でした。
もぅ、15年以上前の話です。
その友人からメールが届きました。
「最後の症状が出た。寝ていたら、呼吸で肋骨が折れた」と。
その友人は、医者から携帯は止めろと言われていたのですが、外出もままならないので7〜8人とだけメールで繋がっていたようです。
私はそのうちの1人でした。
そこで私は、 “なぬ、肋骨の骨折?それは、笑わせなければ!”と思い、 ダジャレを送りました。
友人は私の意図を汲んだようで、 「笑わせるつもりだな。笑わせてみろ」 と、返事をよこしました。
何個かのダジャレは全く響かなかったのですが、
その時、私は、当時新発売だった”玉子かけご飯の醤油”を頂いたので、
パーフェクトな状態で玉子かけご飯を食べてみたくて、 新米を炊き、ちょっとお高い玉子を買って来て、 玉子かけご飯を作っていました。
携帯を持ちながらやっていたもので、 キッチン台に割った玉子が落ちてしまいました。
高い玉子です、このままではショックが大き過ぎると、 慌てて玉子を洗ってご飯の上に乗せました。
その様子をメールしらた、 「ワハハハ、ワハハハ、肋骨が痛い、痛い、呼吸出来ない、玉子を洗うか?!それをご飯に乗せるか?!」と、 遂に笑わせる事が出来たらしい返信が来ました。
そして最後に、 「みんな、励ましや心配メールばかりだった。不安で落ち込んていたけど、気が晴れた」 と、返信が届きました。
その後、メールは届かなくなったので様子が分かりません。
しかし、”笑い”は、心を癒してくれるのだと感じます。
ですから、ついつい私は面白い話題に惹かれるのです。