#両立支援コーディネーター
#仕事と介護の両立支援
#ビジネスケアラー
両立支援コーディネーターとして、
仕事と介護の両立支援セミナーをオンラインで受講しました。
国の介護と育児の法律改正があり、より両立しやすい状況にはなっています。
ただ、法律は介護と育児をセットでうたっていますが、反対の方向で、
育児は年を追うごとに自立して手がかからなくなるのに対し、
介護は年々手がかかる状態になっていきます。
その、介護について30年あまり両立してこられた先生による講演会でした。
心理の勉強で、
認知症を疑わしい症状が出たら早めに病院に行く事で、
軽度認知症(MCI)だった場合は、薬の治療により、認知症を防げる治療があります。
そういう事は学んでいたのですが、今回の講演では、知らなかった内容もたくさんありました。
介護費は一人当たりおおよそ一千万円かかる。仕事をしていれば、そのくらいは稼げるが、仕事を辞めて貯める事は難しいので、仕事は続けて行こう。
日本は世界一介護サービスが充実しているが、知らない人が多く、使える事を知っていこう。
疑わしいと思った段階で早く国の制度で無料で使える”地域包括支援センター”につなげよう。
素人が介護すると危険な事もあるが、プロに任せる事で防げることがある事がある。
認知症になると、本人の銀行口座が凍結してしまう。誰も開けなくなる。
遠距離介護だと、生活援助サービスが1日¥400円で使えるが、同居すると使えなくなる。
介護とは、”生きていてよかったという瞬間の創造である。おむつ介助などではない。”
ケアマネともうまくつながろう。相性の合わない場合は換える事が出来る。
介護者の趣味など理解してくれる人が笑顔に導いてくれるかも。
例えば、歩行介助が必要な方でも、神輿を担ぐのが大好きな人がいたとして、サポートして神輿を担いでもらう事で介護をされている人が笑顔になれる、のように。
これからは、高齢化社会で企業も人材不足になる。
仕事を辞めてもらわずに介護が出来る環境づくりが必要になる。それが企業の利益にも繋がる。
など、印象に残った内容でした。
私は、すでに両親がいないので直接の介護は今の所必要はないのですが、
私の周りや、カウンセリングにお見えになられている方や企業の社員さんなどが介護をされている場合もあり、
知識として知っておいた方が良いし、お伝え出来る事もあると思いました。
国民すべてが知っておいた方が良い内容でした。