癌患者さんが利用するヒプノセラピー(催眠療法)

癌になられた方から,ヒプノセラピー(催眠療法)のご予約が時々あります。

 

癌の告知を受けた時は,生命を脅かされる恐怖を味わう事と思います。

 

もちろん,癌が治れば一番良いのですが,ヒプノセラピー(催眠療法)をご予約される方のご要望として多いのは,

①なんで自分が癌になったのか?

②再発を防ぐために出来る事があるか?

です。

 

自分の深い心の奥底では,自分の事を自分は良く知っています。

意識していない記憶の中に答えがあります。

この二つは,実は共通している事が多いです。

個人差があるので,これは受けて見られないと判らないと思いますが,

良く出て来るのが,

”頑張り過ぎていた”

です。

過去振り返ると,どれだけ自分は自分の心身を酷使して頑張って来た事でしょう。

それを誰も知らないまま,ややもすると,自分も気づかないまま,

自分の体と心は頑張って来てくれていました。

癌はそんな走って来た自分を,ふと立ち止まらせ,自分を労わる(自分の事を考える)時間をくれます。

 

癌がせっかく寛解(治療して良くなる事)しても,

再発の恐れをずっとこの先も持って生きる事になります。

そんな時,自分が何に気を付けて労わってあげたらよいのか,

ヒプノセラピーは,そんな事を教えてくれるかもしれません。